日本のNPO活動・ボランティアの現状

日本のNPO活動・ボランティアの現状 日本のボランティア活動の歴史は意外に新しく、1995年におきた阪神淡路大震災からといわれています。その後2011年におきた東日本大震災でも多くの震災復興を支援するNPOやボランティアが活動をしています。 特に日本の若い人々の間にボランティア意識が根付いているようです。 また高齢社会の日本特有の傾向として、会社をリタイアした高齢者もボランティアに専念しているようです。     日本は来年開催される2020東京オリンピックパラリンピックでは8万人規模のボランティアで支えられるといわれています。   目を転じると日本では虐待を受ける子供、いじめをうけて引きこもる子供などの問題があります。このような社会問題の解消のために活動するNPOもあります。   さらに日本では貧困家庭の貧困問題が深刻です。特にシングルマザー、母子家庭における貧困は子供が高い教育を受ける機会を阻害するため、教育を受けないことでより良い仕事に就く機会を失い、貧困の負の連鎖に陥ります。   私たちの活動は、子供の貧困を教育からなくそうという取り組みです。

シングルマザーと貧困の状況と背景情報

シングルマザーと貧困の状況と背景情報 NPO特定非営利活動法人「わたしと僕の夢」の活動の背景-なぜ私たちの活動が必要か <シングルマザーの状況> 2015年国勢調査の結果によると日本のシングルマザーの状況は以下のとおりです。 シングルマザー数:100万人超(日本の人口の1%弱) シングルマザーの年齢:40代前後がピーク シングルマザーの7割が核家庭、 86%が働きに出ており、これは平均的日本人女性の労働率(47%)の倍近くになります。 しかしその一方シングルマザーの完全失業率も9%と、平均の5%を大きく上回っています。    <シングルマザーの貧困状況> 日本は豊かな国と思いきや、6人に1人が相対的貧困という現実があり、その6割が母子家庭なのです。 子どもの貧困は、OECD(34ヵ国)のなかで25位。ひとり親家庭の貧困は33位という結果も出ています。   <シングルマザーになる率の高い福岡県> 一方日本で離婚率の高い地域は 1位 沖縄 2.53 2位 宮崎 2.10 3位 北海道 2.09 4位 大阪 2.08 5位 福岡 1.99 と地域的な特徴が見えます。福岡は全国5位の高い離婚率、つまりシングルマザーの数が多い県といえます。その中でも特に久留米市には母子家庭が多く、シングルマザーになった場合、生活に困難が生じる場合が多く、特に就労支援、失業対策が必要になります。 […]

<あの人を訪ねて(14)>NPO「わたしと僕の夢」代表理事 佐藤有里子さん 母子家庭支援で無料塾

<あの人を訪ねて(14)>NPO「わたしと僕の夢」代表理事 佐藤有里子さん 母子家庭支援で無料塾 広がる格差社会の中、経済的に困窮している母子家庭などを支援しようと鳥栖市内に無料で中学生に勉強を教える塾「とどろき塾」が昨年12月、開所した。